メタバースについて
色々ありまして、久しぶりの投稿になります。
徳成さんの記事を読んでメタバースについて考えてみました。
歴史を振り返るとリアルの実社会が発展を成し遂げた理由はイノベーションを通じた産業の進化であり、それを支える制度には個人や私企業に対して「著作権」などの所有に関する権利が保障されていました(逆に私的所有権が保障されていない中央集権的な社会は進歩しにくかったといえると思います)。また、サービスや商品の供給を可能とするテクノロジーが存在し、消費を支えるマーケットがありました。
メタバースの成否も実社会の歴史にヒントがある様に思えます。Off-topicというSpotifyをやっていらっしゃる宮武さんなども所有権をメタバースの重要な概念として挙げていますが、NTFは著作権の様に法律ではなくブロックチェーンによりデジタル社会に所有という概念をもたらしました。また、通信速度やビジュアルやセンサーなどの最近のテクノロジーの進化は個人消費者によるマーケットを作り出し、クリエイター、アーティスト、私企業などは様々な商品やサービスを提供できる様になりました。フォートナイトではコンサートや映画上映があり、Robloxではアパレルブランドなどが活動しています。需要と供給が存在しています。仮想通貨もメタバースを経済圏として確立させるために役立つでしょう。
この様に人類の歴史と比較してみてもメタバースにはブロックチェーンや個人の参加どの「分散化」された制度に基づいていて「社会」として今後も発展していける条件が整っていると考えています。ただし単なる私企業が運営するプラットフォームというものから脱却をするためには個人のデジタルIDが不可欠であると考えています。
メタバースは容姿も性別も経済状況も変えられ、実社会とのリンクもされれば、いわゆる「〇〇ガチャ」などの「リセットボタン」として機能することも考えられます。つまり貧困の解消にも役に立たないか考えています。